2013-06-16 梅雨の晴間 重苦しい雲が、つかの間切れて日が差すと、 解放感に満ち溢れる。 空気が重く感じられて、息苦しく思う草むら。 一方で、涼しい風が通り抜けて、 葉桜が順々に音を立てて揺り動く。 日が傾いたころの梅雨の晴間。 オレンジ色の太陽が、木立を陰にして透き通る。 梢の先は、白い雲と覗いている青い空。 風が来て、木立が揺れ、天空が回転した… ホトトギスの音に正気に戻れば、 後はいつもの家路があるだけだった。