呼吸のように・・・

俳句のエッセー

獅子舞祭

今日は獅子舞祭。
誇らしい我が町内の獅子は、今ちょうど町内入りしたところのようです。
これから奥の通りをめぐって、また街道筋へ戻ってきます。
我が家は街道筋ですから、ここまで来るには、まだ時間がかかりそうです。

子供の踊り子は、短い剣をで舞いますが、
剣に鈴が付いていて、振りおろす度にシャンシャン鳴ります。
額に真っ白な鉢巻きをして、長く垂らして、金糸の衣装が光ります。

大人の舞いは天狗。
六尺棒を振り回す見せ場には、唸り声に汗が飛び散ります。
六尺を隠して、眠っている獅子に近付き、
脚を掛けては知らんぷりし、危険がない事を手と顔を振ってアピール。
目が回らないか心配な天狗の舞い。
最後は月に向かって六尺を振り上げ、
雄たけびと共に獅子へ振りおろして、倒す。
大人も子供も、この日ばかりは大喜びです。

お祭りのいいところは、連帯感が強まるところでしょうか。
引っ越したら、まず、その土地のお祭りに参加しなさい、と
言っていた人がありましたが、仲間になるにはもってこいでしょう。
お祭り文化は、侮れません…