呼吸のように・・・

俳句のエッセー

鰭酒

古都金沢は観光地ですが、
中心は香林坊、片町が有名でしょうか?

広坂通りの裏手にある柿木畠は、
居酒屋を中心に飲食店が立ち並ぶところですが、
夜になると一層賑やかになる?地域の一つだと思います。
その観光案内の看板でしょうか?
綺麗に仕立てられた案内板のようなものが、
石畳の歩道に立てられています。
その看板の余白に、マジックでいたずら書きがしてありました。
よく見ると俳句でした。

  鰭酒や逢へば昔の物語   高浜 年男

と書かれていました。
観光客かどうかはわかりませんが、なかなか知的な落書きですね。
気持ちよく酔って、これを書いてしまったのでしょう。
しかし、
高浜 年男 の「男」は、正しくは、「尾」ですね。
残念でした!
やはり、酔っ払いの落書きと見ました。

いつか、直したいと思いつつ、そのまま通り過ぎる日々が続いています。
落書きはやめましょうね。