呼吸のように・・・

俳句のエッセー

湯たんぽ

ゆたんぽ。「湯婆」と書きます。
湯たんぽというと、古いもののようですが、
近頃は店頭に湯たんぽが並ぶようになりました。
震災以来のことだと思います。

お湯によって温まるとは頼りない気もしたのですが、
使ってみると、そのような心配はいらぬことと知りました。
朝になってもお湯の温度はそこそこ保っており、
翌日はそのお湯を使って、洗濯をするサイクルに落ち着きました。

古くから伝わる知恵は、侮れないと分かります。

便利になった世の中、いまさら原始の生活に戻れないし、
戻る必要はありませんが、
環境のことや、本当に充実した生活について、
考えることが求められているのでしょう。
これについては、多くの方が共感してくださることと思います。
もっと具体的に、言葉を使って意見を交わす機会を持つべきかもしれません。
自分の意見を練り上げるためにも、議論は必要ではないでしょうか。