2012-02-06 春の雨 雨の一日。今日、病院へ行って来た。3年前の今日、父が帰天した、その場所へ。東京から兄が駆けつけるのを待つ病室の窓には、 まぶしいくらいの青空が広がっていた。それでも気温は低かっただろう。 しかし、寒かったという記憶はない。病棟の廊下は、こんなに短かったっけ? もっと、長く、広くはなかったっけ?記憶は、少し違っていた。 父は、もうここにはいない。姉と二人、思い出を置いて帰って来た。 温かな、父の家に。