山道の途中からは、まだ雪が残されていた。沿道の家の犬に、激しく吠えたてられながら、 ずるずると雪に足を取られつつ、 更に奥へ入っていった。雪の上に木の葉が落ちて、雪がそこだけ窪んでいる。 素十の句を思い浮かべながら、雪をまた、踏みしめて行く。…
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