同人会

第24回「雉」同人総会
皆様、お疲れさまでした。
また、関東の方々には、大変お世話になりました。
有難うございました。
私は、色々と用事を先送りして出かけましたので、
帰ってから大忙しです。
疲れもあり、思うようにいかないこともありますが、
何とか、ひとつずつ、解決していっています。
どのくらい疲れたかというと、
我が家の電話番号を間違えてしまうほどでした。
体力をつけて、吟行や移動にも耐えられる自分になりたいです。
大会の記録は、すでにブログにアップしました。
また、動画は、雉HPに掲載の予定です。
お楽しみになさってください。
明後日は、また、金沢句会です。
皆様の秀句、楽しみにしています。
俳句は厳しく、句会は楽しく・・・
ベストを尽くします。

天皇陛下とすれ違った!

今日は日曜日。
礼拝の後、いろいろと奉仕があり、
いつもの高志句会へは、かなり遅れて出席。
途中、警官の多いことに気づきました。
そうです。植樹祭で、両陛下がお見えになっておられるのです。
句会の後、
見ると、沿道には、まだ、国旗を手にした人の群れが…
そして、反対車線は完全に交通規制が敷かれ、
向こうから、あれは、白バイです。
一台、また一台。
もしや、もしや、と、追い越し車線を40キロで走行していくと、
今度は警察車両が!
「後、1分」
そう、通知して、通過していきました。
同乗の方々と「もしかして、もしかして」の連呼。
大興奮のまま、曲がらなければならない角を、
「まっすぐ行きますよ」と、陛下の車両がやって来るのを期待して、
そのまま直進。
追い越し車線を40キロで走っていきましたが、後続車両もみな同じ速度で続きます。
あ、警察の車両の後ろに、旗を立てた車が見えます。
「あ、陛下!陛下!」
見えました。
窓は全開になっていて、あの福福しいお顔が、はっきりと見えました。
白い肌の頬が、ほんのり赤らんで、なんてお優しいお顔でしょう。
実際は、テレビよりも、はるかに美しいと思いました。
全開ですよ、窓が。
危険もさることながら、この時刻では、風が冷たく感じる越の国です。
感激しました。
素直に、嬉しかったです。
天皇陛下とすれ違った!
今日は思わず、スペシャルな日となりました。

青葉

日曜日の句会の兼題は「青葉」です。
まだ、出来ていません。
困りましたが、明日も出かける予定ですので、
今夜中に何とかせねば、投句できなくなります。
月末は句会が集中して、慌ただしくて、いけません。
言い訳はできませんので、作るだけです。
さて、身の回りに季語を探すと、
「田水張る」陽が射すと、さざ波がキラキラと輝きます。
麦秋」いよいよ麦畑が、金色の絨毯のようになっています。
「若葉」日毎に茂って、風に音を立てています。
「白鷺」立ち姿も美しく、鳴き声も好きです。
「蛙」ひたすら鳴いています。
と、楽しいほど、季語があふれています。
それで、兼題の「青葉」と言えば、
たくさんの景色を思い浮かべますが、詠むとなると難しい。
仕方がない、○○にしようか…
目の前にある山々、瑞々しい青を思い浮かべようと、
目を閉じて句作しています。
すると、必ず、
眠くなります。
句作の敵は、眠気なのでした。

葉桜

花は、すっかり葉となりました。
「花は葉に」こちらも、季語として使われています。
「葉桜」「桜若葉」と同じように、
更に、時間の経過を思わせる言葉として、
「花は葉に」と詠まれます。
金沢は、もうすぐ百万石祭りです。
百万石祭りの目玉は、百万石パレードです。
かつては6月14日でしたが、最近は、6月第一週の土曜日となっています。
梅雨時ですので、ほとんどが雨のパレード、
ひどいときは土砂降りの雨の中で開催されていました。
それを思うと、6月14日にこだわることはないかと思います。
年々、華やかになっていく百万石祭りの準備は、早くも始められました。
まず、城垣周辺の草刈り・剪定からです。
そして、祭やぐらを組む職人が、お堀通りを活発に行き来し始めました。
お堀通りに続く桜並木は、青々とした葉を茂られています。
葉桜の下に進められる、お祭りの準備に、誰もが目を止めることでしょう。
この風景を俳句に詠むとして、季語は何がいいでしょう。
「祭」あるいは「葉桜」「剪定」…
私は、「葉桜」で詠んでみました。
それは、
次の句会まで、内緒です。

緑雨

朝から雨の匂いがしていましたが、
午後は、ほつりほつり、ためらうような雨になりました。
一気に降ってくれればいいものを、蒸し暑さが抜けないまま、
午後の教会に集いました。
K長老の戦争体験の記録会は、これで3回目。
終戦から収容所での生活、そして、受洗に至る経緯を伺いました。
終戦を迎え、収容所での生活は、
グリンピースの缶詰の支給から始まりました。
ルソン山中に潜伏する6か月の間、
蛇、蝸牛の他は、草ばかり食べていましたので、
美味しかった…率直な思いでした。
その後、与えられたお弁当は、毎回、メニューが変わり、
コーヒーがあり、たばこも3本ついていました。
医者であったK長老は、看護婦に化粧品まで用意されていたことに驚きます。
そして、時間を持て余しているある日、
一つの天幕に「キリスト教集会」という文字を発見します。
天幕には5〜6名が座し、その中の1人が語りました。
今でも忘れない…
一杯のお茶を、ふっと動かし、
力を加えればカップは動きつづけ、そのままにしておけばカップは止まり続ける。
「銀河系には、地球が、他の惑星が規則正しく動いている。
 ぶつかることなく動き続けているが、それらを動かした最初がある。
 それが、神である。」
そして、
「その神が地上へきてくださった。それがクリスマスだ」
その言葉が胸に残り、10年後、教会の門を叩くことになりました。
更に、30年後、教会の長老となり、東京から講演にS牧師を招いたとき、
ルソンの収容所で、キリスト教集会を開いたのは、その人だと知ったのです。
神の御手に導かれた再会でした。
新緑に囲まれた教会の2階で、静かな雨を眺めつつ、
恵みの時は、2時間余りに及びました。

揚雲雀

春になると、雲雀が楽しそうに囀り始めます。
雲雀は、歌手の名前になったほど、
とぎれなく、多様に、ころころと鳴き声をつづるのです。
野原一面に、雲雀の歌が響き、
野を飛び出した雲雀は、おずおずと空を昇り、
点になっても、さえずりは変わらず響いて来ます。
その愛らしい雲雀が、数を減らしていると聞きました。
天敵は、なんと「カラス」だそうです。
あのカラスが、雲雀を襲うのでしょうか。
理由は知りませんが、ゆゆしき一大事です。
私の住む田舎では、まだ、雲雀が楽しそうに、
空をとつとつ飛んでいる姿を見ることができますが、
これも、貴重なことなのかもしれないと思うと、残念に思います。

  おーいそこから海が見えるか雲雀殿   秋篠 光広
空の雲雀に呼びかける、開放感に満ちた俳句です。
この句が、いつまでも身近なものとして親しまれますように、
願わずにはいられません・・・

若夏

暑い日が続きます。
まだ、暑さに慣れていないので、疲れを感じる方も多いことでしょう。
春の寒さが続けば、早く暖かくなってほしいと願い、
初夏のお天気が続けば、雨が欲しいと思い、
勝手な望みが多いと思ったりします。
「暑いですね、今日も」
そう話掛けられて、顔を上げると、
その人は、いかにも暑そうに顔を赤らめて、
笑顔でこちらを見ていました。
「これから、もっと暑くなりますね」
そう言うと、笑って、
「そうですね」と答えました。
確かに暑い日でしたが、風が爽やかで、
気持ちのいい若夏を思いました。
盛夏になれば、風もこのようではないでしょう。
熱風になります。
暑くても、ちょっと愚痴を言っても、
初夏の涼しさは、気持ちのいいものです。
ふと、その方を見返すと、マスクを顎にかけておられました。
顔が赤らんで見えたのも、だるそうに見えたのも、
夏風邪のせいなのだと分かりました。
「お大事に…」
思わず口にしました。
「ありがとうございます」
はっとした表情で、そうおっしゃいました。
何気ない日常の一場面。
料金所での一幕でした。